ニュースNews

蔡國強 @ 東京都現代美術館

蔡國強 @ 東京都現代美術館

2022/12/17

蔡國強の作品が、2023年2月19日(日)まで東京都現代美術館で開催中のMOTコレクション展に出品されています。

■MOTコレクション
コレクションを巻き戻す 2nd

日程:2022年11月3日(木・祝)- 2023年2月19日(日)
会場:東京都現代美術館(〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内))
出品予定作家:
朝倉摂、麻生三郎、安齊重男、梅原龍三郎、遠藤利克、小倉遊亀、オチ オサム、笠原恵実子、桂ゆき、河原温、菊畑茂久馬、草間彌生、工藤哲巳、剣持和夫、小島信明、斎藤義重、篠原有司男、菅木志雄、菅井汲、杉本博司、鈴木賢二、高松次郎、多田美波、田部光子、中西夏之、中村宏、彦坂尚嘉、平田実、福岡道雄、福島秀子、三木富雄、宮島達男、山口勝弘、山中信夫、横尾忠則、李禹煥、CTG(コンピュータ・テクニック・グループ)、蔡國強、ロイ・リキテンスタイン、リチャード・ロング、デイヴィッド・ナッシュ、デニス・オッペンハイム、ゲルハルト・リヒター、アンディ・ウォーホルほか(予定)
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-221103/

蔡國強 出品作品(東京都現代美術館蔵)
・Project for Extraterrestrials No.9―胎動Ⅱ
・Project for Extraterrestrials No.8―烽火台を再燃する

《Project for Extraterrestrials No.8 烽火台を再燃する》《roject for Extraterrestrials No.9 胎動II》、は1991年の個展でこの後行うべきプロジェクトのプランとして発表された。いずれも、火薬を紙の上で燃やしその痕跡を残した上に、墨でそれぞれの計画の説明を記している。“Project for Extraterrestrials”とは、地球外の生命体(E.T.)に発信するためのプロジェクトという意味であり、宇宙へ向けた壮大な計画である。同時に古代中国で発明された火薬や墨という素材を用いることは、自らの出自を示す意味も込められている。《烽火台を再燃する》は、中国古代の通信手段であった烽火台に再び火を灯し、最新の通信手段である人工衛星でその光を確認するものである。《胎動 II》では、円形に火薬を配置し、その中心に作家が座り火薬を爆発させる。この瞬間の作家の鼓動と大地の揺れの変化を機器によって記録する。これらの光は一瞬のものだが、宇宙に向けて永遠に発信されることになる。いずれも東洋的な要素と現代の技術を融合しようとする意図が明確に示されている。なお、《胎動 II》のプランは1992年に開催されたカッセル国際美術展で実現している。

写真:蔡國強《Project for Extraterrestrials No.9―胎動Ⅱ》1991 / 火薬、インク/和紙、パネル / 200×680cm

トップに戻る