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阪本トクロウ、久野彩子 @ 練馬区立美術館

阪本トクロウ、久野彩子 @ 練馬区立美術館

2021/02/28

阪本トクロウ、久野彩子が2月28日より練馬区立美術館でスタートした展覧会「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」に出展しています。
(阪本、久野についてはこちら)

どの作品にも電線や電柱が描かれているユニークな本展。《電線絵画》と題された同展を企画した加藤学芸員は、明治期の小林清親の名所図に、富士山とともに電信柱と電柱が堂々と描かれていることなどに注目し、10年ごしの企画を実らせたといいます。

そして現代の電線風景を生み出すアーティストとして、阪本トクロウと久野彩子の作品が展示されています。阪本のズバリ電線が空を舞っている画面には時空を超えた強さを感じさせます。久野彩子の真鍮と木箱で構成されたスカイツリーのインスタレーションは、都市の増殖を象徴的に表現しており、それは電柱電線の増大と重なるかのようです。

明治から現代まで一堂に集められた約150点の造形作品は圧巻です。

■「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」
2021.02.28(日)~ 2021.04.18(日)
練馬区立美術館
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202012111607684505

250dpi_35°42′36″N,139°48′39″E(Skytree)_wooden box, brass_variable size_2020_upper part.jpg
久野彩子 "35°42′36″N,139°48′39″E (Skytree)"部分


(トップ画像:阪本トクロウ「呼吸」2012、140x140cm)

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