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「プリントって何?‐境界を越えて‐」展

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「プリントって何?‐境界を越えて‐」展

2014.6. 21(土)-9. 15(月祝) *月曜休館

この度、戦後日本を代表する銅版画家のひとり、深沢幸雄氏の当館のコレクションにちなみ、版画をテーマとした展覧会「プリントって何?―境界を超えて―」を開催します。
日程 2014.6. 21(土)-9. 15(月祝) *月曜休館
会場 市原湖畔美術館(千葉県市原市不入75-1)
日本語で、「版画作品」と聞くと、木版画、銅版画等々、平面作品のみを想像しがちです。しかし英語では、単に「Print(Making) 」。本展が注目するのは、現代における” プリント= 版” とはなにか、という点にあります。
3D プリンターによる銃模造事件が起きたことも記憶に新しいですが、グーテンベルグが活版印刷を発明して以降、プリント=版というものは時代の技術の発達とともに、生産するモノ、そしてそれらをとりまく社会環境の変容が読み取れるのかもしれません。
「プリント=版」の概念に焦点を当て、そこを表現の基盤としながらも、「版画」という言葉でくくられる領域を越境するかのような作品群を集めました。ほとんどが1970 年代以降に生まれた、12 名の作家を紹介します。本展出品のアジアの作家( * 一部除く)は、シンガポールの版工房STPI( Singapore Tyler Print Institute )の協力を得て展示するものです。STPI は、時代を代表する現代アーティストを招き、革新的な紙とプリントの表現を生み出す工房として、2002 年にシンガポール政府の援助を受け設立されました。アジア最大級の製紙工場を持ち、卓越した版制作技術で新たな表現を生み出しています。
「版画」でありながら、「版画」ではない、今もっとも面白い表現を体験することができるでしょう。

■企画展「プリントって何?-境界を超えて-」展
主催:市原湖畔美術館  協力:STPI
料金:一般700円(600円)/大高生・65歳以上の方500円(400円)/中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料
出展作家:大坂秩加、大西伸明、小野耕石、斉藤里香、中西信洋、エコ・ヌグロホ[Eko Nugroho](インドネシア)、ロナルド・ベントゥラ[Ronald Ventura](フィリピン)、元田久治、ヤン・ヘギュ[梁彗圭](韓国)、湯浅克俊、リ・ソミ[李瑞薇](韓国)、リン・テンミャオ[林天苗](中国)(姓50音順)

■オープニング・アーティスト・トーク
2014年6月21日(土)14:00-15:30
市原湖畔美術館(多目的ホール)
定員80名、入場無料*但し、展覧会チケットが必要

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