アーティストArtists
磯辺 行久Yukihisa Isobe1935-
磯辺 行久Yukihisa Isobe1935-
磯辺は1950年代から版画を制作し、60年代にはいるとワッペン型を反復したレリーフ制作し一躍注目を集めた。ワッペンシリーズには大理石を混ぜた石膏でつくった作品のほか、ドローイングやエンボス、プリントなどの作品がある。1965年ニューヨークに渡り、エネルギーなど環境芸術を学び始めてから作風は大きく変換し、バイオや地質や気象など環境を構成している情報と色彩や形といったアートの伝達ツールを重ね合わせた。2000年に始まる大地の芸術祭との関わりは深く、信濃川の昔の姿をポールで表現したり、土石流の痕跡を作品化した(2015)。アートフロントギャラリーでは既に美術館に納品された作品以外の作品の管理運営を行っており、市原湖畔美術館の開館記念展に磯辺行久展を企画した。
- 略歴
- 1935 東京生まれ
1959 東京芸術大学美術学部油画学科卒業
1965 渡米
1972 ペンシルヴェニア大学大学院地域計画学科修了
1989-93 慶應義塾大学大学院環境情報学部で教鞭をとる - もっと見る
- 主な個展
- 2018 磯辺行久の世界―記号から環境へ 磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館 / 新潟
2013 磯辺行久-その表現の源泉
2013 磯辺行久-環境・イメージ・表現- 市原湖畔美術館 / 千葉
2007 磯辺行久 Landscape ? Yukihisa Isobe, Artist-Ecological Planner 東京都現代美術館 / 東京
2001 磯辺行久、環境フロンティア アンダイエ・メディアテーク / フランス
2000 磯辺行久展 ボナ美術館 / バイヨンヌ、フランス
1999-2000 磯辺行久 起源の目録 コシャン病院礼拝堂 / パリ、フランス
1997 環境と表現-磯辺行久 ヒルサイドフォーラム / 東京
1996 エコロジカル・コンテキスト P3 art and environment / 東京
1994 SOKO ギャラリー南天子 / 東京
1965 カヴァリーノ画廊 / ヴェネチア、イタリア
1962 東京画廊 / 東京
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- 主なグループ展
- 2022 大地の芸術祭2022、新潟
2021 房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス2020+、千葉
2021 奥能登国際芸術祭2020+、石川
2021 Artists' Breath―コロナ禍の中、アーティストはいま、市原湖畔美術館 / 千葉
2021 Aerodream - 膨らむ建築、デザイン、構造 1950−2020、ポンピドー・メッス / フランス
2021 アートブック/アートグッズ、BankART KAIKO / 神奈川
2020 カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展;もつれるものたち、東京都現代美術館 / 東京
2020 ドローイングの可能性 東京都現代美術館 / 東京
2019 高崎市美術館コレクション 60s→80s ぼくらのアメリカン・ストーリー 高崎市美術館 / 群馬
2018 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018 / 新潟(’00,’03,’06,’09,’15)
2015 琳派イメージ展 京都国立近代美術館 / 京都
2013 瀬戸内国際芸術祭2013 / 高松
2009 水と土の芸術祭 / 新潟
2007 ゴブラン織 1607-2007 国立ゴブラン織ギャラリー / パリ
2004 再考:近代日本の絵画-美意識の形成と展開 1900-2000 東京藝術大学美術館、東京都現代美術館 / 東京
2001 ART TODAY 2001 SANGAI セゾン現代美術館 / 長野
1997 日本の夏―1960~1964 こうなったらやけくそだ! 水戸芸術館現代美術ギャラリー / 茨城
1995 矩形の森―思考するグリッド 埼玉県立近代美術館 / 埼玉
1970 アースデイのための環境連合に参加 エア・ドームを制作 / ニューヨーク
1969 フェニックス・ハウス サマーハプニング 1969 ハート島 / ニューヨーク
1965 新しい日本の絵画と彫刻展 サンフランシスコ美術館、ニューヨーク近代美術館ほか
1963 第 7 回サンパウロ・ビエンナーレ / サンパウロ - もっと見る
- コレクション/パブリックアート
- 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館
新潟県立近代美術館
大原美術館(コミッションワーク 壁画)など - もっと見る