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磯辺行久@ポンピドー・メッス「膨らむ建築展」

磯辺行久@ポンピドー・メッス「膨らむ建築展」

2021/03/26

磯辺行久が、現在フランスのポンピドー・メッスで開催中の「Aerodream - 膨らむ建築、デザイン、構造 1950−2020」に出展しています。
(磯辺については こちら

本展は、戦後の建築やデザインに新たな素材として導入された「空気膜構造」の歴史的な発展を模型や写真などで辿る展覧会です。

オイルショック以降はプラスチックの使用が制限されましたがより環境に優しいテクノロジーの出現により、建築家は再び「膨らむ構造」に興味を持ち始めました。現代の建築・デザイン・アートにも通ずるトライアルとして、磯崎新や隈研吾の作品も紹介されています。

その流れの中にあって、アーティストでありプランナーでもある磯辺行久は早くも1960年代に空気膜構造に注目し、作品を作っています。渡米しNYに落ち着いた磯辺行久は、グリーンカードを獲得してニューヨークの公園課に勤務し、1970年のアースデイには巨大なドームを制作。エコロジーが声高に叫ばれる中、この時代のアメリカの若者たちのベトナム厭戦、エイズ感染症そしてドラッグ問題など時代の空気を伝えるメッセージをポスターに託しました。

今回はこのポスターと、アースデイのようすを記録した当時のフィルム映像が展示されています。

同展は会期が8月5日までで、その後11月よりパリ建築文化財博物館に巡回予定。

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